新規就農者の紹介
和水町に新規就農者として就農し、頑張っている方を紹介します。
嶋田 誠さん(29歳)
(両親、妻と4人暮らし)
就農した経緯
和水町(旧菊水町)で生まれ育ち、大学卒業後に熊本市内の食品メーカーで、約5年間の営業職を務められました。
ご実家がぶどう農家であったため、小さな頃から父母の様子を見てきて「休みが無く毎日きつい作業があるため、継ぎたくない」という思いがあられたそうです。その思いから、土日休みである前職(食品メーカー)を選ばれたとか・・・。
しかし、あるキッカケにより、実家を継ぐことを決意されました。
キッカケ
(1)両親が体調を崩す
(2)一人っ子のため、実家の後継者がいない
(3)地元が大好き
これらのキッカケがあり、一念発起し、実家のぶどう農家を継ぐことを決意されました。
また、前職で働いている頃から、「いつかは大好きな地元で仕事がしたい」「何らかの形で地元に貢献したい」という気持ちは常に持ち続けていました。
家業を継ぐことを決意して
最初は、実家を継ぐことを両親に反対されたとのこと。
「家族を養う必要があること」「手先や勘などのセンスが必要であること」といった理由で、父から「2年間やってみて判断する。ダメだったら別の場所に就職すると良い。まだまだ若いから間に合う。」と言われたそうです。
何も分からないままであったが、父に土づくりから栽培や販売のイロハを教えてもらい、現在4年目を迎えています。
シャインマスカットを大切に見守ります
日々、試行錯誤を行いながら奮闘中で、地元の洋菓子店さんとコラボし、嶋田農園で採れたぶどうを使ったスイーツやジュースの開発にも力を入れています。
今後
現在、シャインマスカットや巨峰の人気が高まりを見せている中、町内だけでなく、近隣市町の農家さんとの競合は避けられない状況であるとのこと。
このような状況から、今後は、「質の良いぶどうを作って、見かけや味のクオリティを上げていくことで売上を伸ばしていきたい。インスタグラムで積極的に発信し、賛同していただける方やリピーターを増やしたい」と意気込みを語られました。
また、地元消防団や商工会にも加入されており、大きな地元愛を感じることができました。
嶋田農園のロゴ